2015年10月20日火曜日

自己否定感こそ成長の糧



マネジメントの中核はPDCAにあると信じて疑いませんが、なかでも能力の不足を発見して補充することは重要な課題だと考えています。

アルコール依存症者の子どもたちには、共通した課題があります。

それは子どもにして親の役割をこなさなければならなかった悲劇から身につけてしまった、謂れなき罪悪感から生じた「自尊心の低さ」「自己否定感」です。

普通に考えれば分かることですが、7つや8歳の子どもに30歳の大人の役割ができるはずがありません。それでも彼らは頑張って、目の前の状況のすべてについて、変えようとしました。懸命に頑張っても、どうあがいてもできなかった結果、感じたのは、自分の無力感です。


しかし、成人したいま、この自尊心の低さ、自己否定感こそ、成長のチャンスなのです。
言い換えれば、「変化のネタの宝庫」なのです。それでなくても、子どもにして親の役割を続けた「ど根性」は大きな財産なのです。




ほんの少しだけ、ポジティブに考えてみましょう。

自己否定感、自尊心の低さは、チャンスであると同時に障壁になります。決して簡単だとは思いませんが、輝き支えている「ど根性」は乗り越える力になります。

自分を信頼してみましょう。そこから始まる物語では、ひっくり返された卓袱台をステップアップするジャンプ台に姿を変えます。


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