2015年10月19日月曜日

アルコール依存症者の子どもたちが担っている役割




じなけれbば傷つくことはない
話さなければ誰にも分からない
信じなければ苦痛もなくうまくいく

これは親から教え込まれた3つの法律

  • 感じない
  • 話さない
  • 信じない


からは発展したルールです。このルールを守ることが安全に暮らす必須ですが、この安全が成人すると不幸を招き寄せます。

一般社会では、このようなルールを尊重する仕組みになっていないからです。
アルコール依存症者の子どもたちは、子どもの時からいくつかの役割を担って暮らしています。

  • 責任者
  • 順応者
  • 慰労係


責任者とは、一般の年齢では見られないほど、気を配り、親のような役割をこなします。親と子の関係が逆転しているような行為を平然とやってのけます、その上、子ども役割も近所、学校で見事にやってのけます。よく遊び、よく勉強するので、学校や近所でも「いい子」を印象づけてしまうので、この子が孤独に苦しんでいると気づかれることもありません。このため成人すると子ども時代がなかったような気になります。

順応者とは、アルコール依存症者の家庭で起こるドタバタで、なにが起こっても、気づいていないように静かに過ごせる能力を身につけます。その体験を繰り返すことで、どのような状態に置かれても平然として適合します。この能力のおかげで周囲から信頼されることも少なくありませんが、その理由は自分がなにも要求しないからです。

慰労係とは、慰め役であり、トラブルが起こっても因果関係を理解して、緊張した空気を和ませます。ここでも混乱を切り離して平常を用意します。これはアルコール依存症者が家庭内でひっくり返っていても、その横でなにもないように食事したり、就寝している日々で培われたものです。

彼らはこのような役を見事に果たすので、尊敬もされますが、自身の幸福は傍に追いやられ、忘れられています。


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